野尻湖は長野県の北側に位置する静かな湖であり、野尻学荘のキャンプサイトは野尻湖の奥まったところにある約3万㎡の敷地で、豊かな森と穏やかな湖に守られています。1932(昭和7)年に開設されて以来、何度かのリニューアルを経て、現在の形となっています。 キャンプ場の中には以下に紹介するようにさまざまな施設・設備があり、さまざまなプログラムを行うことができます。キャンプ場全体が斜面になっていて、森の中に各施設が点在しています。
目次
キャンプ場全体図
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水場
野尻キャンプ場の特徴の1つは何といっても湖での水上活動ができることでしょう。 野尻学荘では、湖畔の設備全体を「水場(みずば)」と読んでいます。水場では、湖を浮き桟橋で区切っただけのプールで泳いだり、ボート、カヌー、カヤック、カッター、ヨットなどの船舶に乗ることができます。 水場には、担当リーダーが常駐しており、それぞれの活動が安全に行えるように、監視や道具のメンテナンスなどを行なっています。
プールでは、足の着く浅いエリアから、飛び込んでも足がつかないような水深3〜5mのエリアまでがあり、上級者はプールの外の一部のエリアでも泳ぐことができます。 水泳時には5〜6名程度のリーダーで監視を行いますので、初心者でも安全に練習をしたり、遊んだりすることができます。 目次へ戻る
キャンプ場にある船舶
野尻学荘の船はオールやパドルで漕いで進む「手漕ぎ舟」と風の力を使って進む「ヨット」に大きく分けることができます。 以下では、それぞれの種類の船を紹介してきましょう。それぞれ指導ができるリーダーがいますので、興味をもった船があったら、いつでも教えてもらうことができますよ。
手漕ぎの船
ローボート いわゆるボートです。1〜2名乗り、1人漕ぎ。 |
カヤック 1人乗りのオープンカヤックです。動きが軽快なのが特徴です。 |
カヌー オープンデッキのカナディアンカヌーです。1〜2人で漕ぐことができます。 |
カッター 8〜10人で力をあわせて漕ぐ大きな船です。大きなオールを息を合わせて漕がないとなかなか進みません。 |
ヨット
ミニホッパー 1人用のヨットです。 |
スループ 2〜3人乗りのヨットです。 |
オメガ 10人くらいで一緒に乗れるヨットです。 グループで一緒に乗ることもできます。 |
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キャビン
各グループが生活するキャビンは、キャンプ場内に12ヶ所あります。 木造のキャビンには約10人分の2段ベッドが設置されており、電気がないため、夜はランプを囲んで生活します。 |
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メインホール

みんなで食事をするメインホールは1980年に建築家内井昭蔵氏の設計よって建てられました。 グループごとにテーブルを囲んで食べる食事はとても楽しいものです。食事以外の時間は、仲間とおしゃべりをしたり、さまざまな楽器(ピアノやギターがたくさんあります)を演奏したりすることもできます。ゲーム大会やスタンツなどの全体プログラムでも使われます。また、メインホールには売店とシャワールームも付設されています。 目次へ戻る
キツツキハウス
キツツキハウスは、戦後直後に建てられた先代のメインホールです。 木造の建物の外側にキツツキが開けた穴がたくさんあることが名前の由来となっています。現在でも全体でのプログラムで使われるほか、洗濯機などの設置されたランドリーも付設されています。 |
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グラウンド
グラウンドには、バスケットゴールが2台設置されています。 天気の良い日にはボーイズたちがバスケットボールやSケンなどをしていつも汗だくになっています。 |
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アーチェリーレンジ
アーチェリーレンジはアーチェリー専用の施設です。 都会の生活ではなかなか体験できないアーチェリーはボーイズ達に人気のあるアクティビティの1つです。 |
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ファイアープレイス
キャンプファイアをするための設備です。 2週間を共に過ごした仲間で火を囲む雰囲気は格別ですよ。1932年のキャンプ場開設以来、唯一同じ姿を保っている設備でもあります。 |
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グリーンチャペル
キャンプ中、礼拝は森の中のチャペルで行います。 静かな森の中で、心を落ち着けて自分と向き合う時間を大切にしています。 |
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別荘
キャンプ場内のトイレを野尻キャンプ場では「別荘」と呼んでいます。 夜はキャビンから懐中電灯を持って別荘に行かなくてはなりません。最初はドキドキしているボーイズもいますが、すぐに慣れてしまいます。 |
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